コラムレスベラトロールとは
レスベラトロールはポリフェノールの一種で、サンタベリーやブドウ、ピーナッツの渋皮などに含まれています。植物が紫外線などのストレスや病原菌から自分の体を守るためにつくる防御成分のひとつで、その効果は多く知られています。レスベラトロールを摂取することで、細胞の酸化を防ぎ、肌の弾力を改善するなどの効果が期待されています。その他にも、血流の改善や血糖のコントロールなどに働くことが知られており、生活習慣病の予防にも効果的だといわれています。

『サンタベリー』
サンタベリーとは
サンタベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される植物でフィンランドを含む北欧に自生しています。その真っ赤な果実には、体内で有効に働くトランス型のレスベラトロールを豊富に含んでいます。北欧の過酷な環境で育つサンタベリーは、ブドウなどと比較してもより多くのレスベラトロールを含むことがわかっています。
※サンタベリーは株式会社わかさ生活の登録商標です。英語名はリンゴンベリー、日本名はコケモモです。

レスベラトロールと肌
肌の健康を保つ上で重要な要素の一つに肌の弾力があります。皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれます。その真皮の部分にある、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸がクッションや潤いを保つ働きをすることによって肌の弾力が保たれています。
しかし、肌の弾力は、加齢や紫外線を浴びることによって、低下することがわかっています。それは、肌の弾力性に関わっているコラーゲン、エラスチンを分解するコラゲナーゼ、エラスターゼ、マトリックスメタロプロテアーゼという酵素が活性化し、その結果として皮膚のしわやたるみが生じるためです。レスベラトロールは、これらの酵素活性を阻害する働きをしています。
実際に、サンタベリー由来レスベラトロールを摂ることで、肌弾性が上昇する※という効果がヒト試験によって確認されています。(※プラセボ群との変化量の比較)


レスベラトロールと機能性
●肌の弾力を向上させる
サンタベリー由来トランス‐レスベラトロールを12mg含む食品を12週間摂取したことで、肌(皮膚)の弾力性が上昇しました。肌の弾力性※において、プラセボ群との群間比較で有意な差が示されました。また、肌の角質水分量(潤い)※においては、有意ではないがプラセボ群と比べて上昇する傾向が示されました。(※変化量の比較)
これらの研究結果から、サンタベリー由来トランス-レスベラトロールを毎日12mg摂取することは、肌(皮膚)の健康に係わる機能の1つである弾力性を保つことにつながります。
